島根県奥出雲の横田小そば ~在来種で地域興し~

美味しんぼにも登場した、奥出雲の「横田小そば」を食べに一走りしてきました。

横田小そばのセットは15食限定。(←メニューを見るまで知らず)もうないかも。。と思いながら訪ねてみると、ギリギリちょうど2セット残っているとのこと。いや~、嬉しさ5割増しです!

yokotakozoba

標高300~700m、また盆地の地形を持つ横田地域は、昼夜の寒暖の差が大きく、旨味や香りの強いソバの実を生みます。そばの美味しさのポイントとなる、旨味、香り、粘りの三拍子の強みを持ち、江戸時代には将軍家への献上品として扱われていました。

在来種である「横田小そば」は、その名の通り、一般的なそばの実に比べてひとまわりもふたまわりも小さな実をつけます。そのため、収穫量が極端に少なく生産性が低いことから、別の品種へと移行する農家が増えていき、一時は生産ゼロにまで落ち込んでいたそうです。

過疎化と高齢化が進む中、農業そのももの衰退の危機に貧していたこの地域で、地域興しの起爆剤に選ばれたのが、この横田小そばでした。わずか1kgだけ保管されていたタネから、地域が一丸となり試行錯誤を重ねながら育て上げ、今では地域のソバ栽培面積の1割以上にまで伸びてきているようです。

人を惹きつけるもの、本能的に美味しいものに立ち返り、生産性を重視する中で一度は衰退していた在来種をもう一度広げていこうという考えは、きっかけや方向性は違えど、自社農園TREE&NORFのテーマと近いものを感じます。

一杯のそばを食べることが、その地域と生産者の応援に繋がる。かつ、なによりもそれが美味しい。シンプルで素敵だなと、数量限定に滑り込んだ嬉しさも合わせて噛み締めておりました。

村尾


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です