SHAKE SHACK上陸のニュースで考えたこと

こんにちは、和多瀬です。

昨年、話題のコーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」が日本第一号店をついに出店し、ニュースになりました。ネット界隈では、出店そのものよりも、開店初日から続いているお客の長蛇の列のほうが話題になっている気がしますが。

そして今週に入って、今度は「SHAKE SHACK」という有名なハンバーガーショップが来年、2016年に日本に上陸予定との報道があり、話題となっています。いくつかのニュースに目を通しましたが、そこにあった印象的なワードとしては、「ニューヨーカーに人気」「高級」「美味」「ハンバーガー版スターバックス」などなど。

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出典:Chicago Tribune

しかし、このSHAKE SHACKについて書いているブログやツイッターなど(当然のことながら海外在住の方々のもの)を見ていると、少し異なる景色が見えてきます。

ひとつの公園を守るためにスタートした

SHAKE SHACKを開業したダニー・メイヤーさんは、ニューヨークで複数のレストランを経営する、実業家として成功した方です。そして、日本の地方都市にあるシャッター街に似た状態となった街を立て直すために敢えてそこに出店し成功を収めるなど、ビジネスを通して地域づくりに積極的に関わってきた人物でもあります。

このハンバーガーショップの出店も、マディソン・スクウェア・パークという公園の清掃・管理費などを捻出することを一つの目的としており、お店を企画する段階から地域や公園、環境保護がしっかり検討されていたそうです。

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出典:Roadfood.com

SHAKE SHACKが人気を集める理由として「美味い」という要素はもちろん外せませんが、ダニーさんが地域に対してコツコツと行ってきた活動を、地元の人たちがきちんと受け止めてお店を支持しているという強い結びつきが根底にあるように思えます。

ローカル・スモールを支える

最初に書いたブルーボトルコーヒーも、最初は大八車みたいなものを引いて街なかに出店していた小さな露天商だったわけですが、丁寧に一杯一杯美味しいコーヒーを淹れるフリーマンさん(ブルーボトルコーヒー創業者)の姿勢に感銘を受け、支持する人が増えていったのです。

フリーマンさんがいつか日本のメディアのインタビューで答えていた言葉が印象的でした。

世界を変えようと思ったことは一度もありません。ただ、目の前にあるもの、目の前にいる人を少し幸せにする、その積み重ねだと思っています
Yahoo!ニュース 2014年3月27日

いま、ブルーボトルコーヒーの路面店第一号店は観光客で溢れかえっているそうですが、もともとは大八車(ではないですが…)。つい先月に上場を果たしたSHAKE SHACKもたった一つの路面店だったわけです。「小さいけれども強い信念を持った人間がつくった良い商品を供する店」を地元の人がきちんと評価して支持する、この消費者の姿勢も素晴らしいと感じます。

またこうした地域(ローカル)で頑張る小さな店(スモールビジネス)を支え、力を与えようとするアイディア、例えばスマホとカードリーダーさえあればお店だろうが、大八車だろうが、どこでもクレジットカード決済可能なお店になる「スクウェア」といったビジネスが生まれ、それがまた大きく伸びていく社会は本当に素晴らしいなと思うのです。

わたしも、やれブルーボトルが上陸だ、やれSHAKE SHACKが美味いらしいと長蛇の列に並ぶばかりでなく(まだいずれの行列にも加わっていないですが)、地域で頑張る隣人たちの仕事を利用し、評価し、気に入れば力強く支持するという、当たり前の地域貢献をあらためて考えてみたいと思った週末でした。

それではまた。


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